夢
今日で、再々試験が終わった。
また火曜日まで結果が分からないから、このまま土日を過ごす。
もう再々再試験もないそうだ。もしもダメだったら、どうなるか分からない。
今朝、不思議な夢を見た。
なんと、亡くなった祖父母が夢に出てきたのである。
祖母は、4歳ぐらいの時に亡くなっていて、祖父は私が中学2年生の時に亡くなった。
祖母といっても、実は私には2人いる。
祖母が4歳ぐらいの時に亡くなった直後、祖父が再婚したようで、その新しい祖母が出てきたのである。
3人で芝居を観に行く夢だ。
目が覚めて、そのことを家族にも話た。しかし、2人目の祖母のことは話さなかった。家族には血のつながった祖母だと思わせている。
私もなんだか切なくなった。
4歳ぐらいの時に亡くなった祖母の記憶より、新しく来た祖母の方が一緒に過ごした時間が長いのだ。
もちろん、血のつながった祖母のことは薄っすら記憶にある。
だけど、一番懐いていたのは、新しく来た祖母だ。
祖父が亡くなった直後ぐらいから、その祖母と両親の仲が悪くなった。
よく分からないが、親戚が言うには、遺産で揉めたらしい。
結局、その祖母は施設に入り、私が高校生ぐらいまでは会っていたが、突然会えなくなり、気付いたら、お墓の墓誌に名前が書かれていた。
私はその祖母の最期を知らないのだ。
お葬式すらやっていないのではないかと思う。
家でもその祖母のことは自然とNGワードとなり、何年も名前すらあがらない。
夢のことも言うのもマズイと思った。
いつか聞いてみたいけど、怖くて聞けない。
でも、私の中では、本当の祖母ともの思い出もあるし、その祖母との思いでが生きている。
私は、2人の祖母に愛されていたのだと思う。